カプセル

大手町にて、はやぶさのカプセルを見てきた。前面ヒートシールドは再突入時に燃えたからなのだろう、真っ黒だった。だけど、内部の機器類はそれこそ新品のようで、7年間宇宙を旅してきたものとは思えないくらいきれいだった。

以前筑波のJAXAに行ったときに、はやぶさの1/2模型を見てきたけど、こんな小さな機械が何十億㎞と宇宙を旅して、実際に小惑星に着陸して、そして地球に帰ってきた。それは、かつてのアメリカとソ連の有人宇宙飛行の華々しいドラマとは趣の違った宇宙飛行だけれども、ハリウッドなヒーローもいないけれども、静かだけど熱く壮大な、技術と科学のドラマだったと思う。

ちなみにカプセル回収時に、すごい防護服を着て作業している写真があって、なぜあそこまで完全防備が必要なんだろうと思っていたけれど、今日疑問が解けた。つまり、火薬で動く部品があるから安全のために爆発物対策が必要だったということだそうだ。

今日は、はやぶさJAXAの人たちに、感動と熱いエンジニア魂を分けてもらった。はやぶさ2の開発も進みそうだし、いまはあかつきとIKAROSが金星に向かっている。まだまだ日本の宇宙開発は熱い。そして、日本の科学技術も。いつかどこかで、自分もそういうプロジェクトXに関われたら本望だと思っている。


PS:やっぱりJAXAiのおかえりなさいはやぶさの寄せ書きにありました。「オカヱリナサト」