BLAME!BLAME!BLAME!

Kindle版が目についたからという理由で、BLAME!を久しぶりに一気に読んだ。
いいね、BLAME!

それでふと考えた。もし、太陽のエネルギーのみでコンピューティングをするなら、
太陽系のコンピューティングポテンシャルはどれくらいだろう。

日本のスパコン「京」の計算能力/消費電力は、
8.162PFLOPS/12.65MW

太陽から降り注ぐエネルギーは、地球軌道上では1KW/1㎡

地球軌道は太陽から1億五千万キロ=1.5×10の8乗(はてブには上付がないのか・・・)

まず表面積の計算
地球軌道で球体を作るとすると・・・完全にダイソン・スフィアです・・・
4・π・1.5・10の8乗≒ざっくり概算で10倍になるので1.5・10の9乗平方km

一平方メートルに単位変換すると、10の6乗かけられるので、
1.5・10の15乗㎡

そんなもんか、せいぜい1.5P㎡・・・コンピュータやってる人間ってどんどん数字の大きさの感覚が人間離れしてくよね、天文屋ほどじゃないと思うけど

で、1KW/1㎡なので、地球軌道の大きさのダイソン・スフィア一面に太陽エネルギーを取り込むシステムを作れば、
1.5・10の15乗KW

ほほう、とりあえず効率は無視

そうすると、
1.5・10の15乗KW ・ 8.162PFLOPS / 12.65MW ≒(やっぱり超概算で)1.0・10の27乗FLOPS

10の24乗がYottaなので、1000YFLOPSくらい

もちろん、ネットワークとか、ストレージとか、アムダールの法則とか、色々な問題があるし、
ぶっちゃけ太陽系レベルの大きさのコンピュータって信号遅延とかどうなるんやねんという突っ込みもあるし、
そもそも今のパラダイムでそんな大きなコンピュータ作ってもきっと役に立たない
とはいえ、太陽のエネルギーだけでコンピューティングしようとするとそんな感じになるようだ。

さぁ、何を計算しよう・・・・